vsftpd RPM はシステム上にデーモン( /usr/sbin/vsftpd)、その設定と関連ファイル、さらには FTP ディレクトリをインストールします。vsftpdを設定する時、ほとんどの場合に考慮されるファイルとディレクトリの一覧を以下に示します:
/etc/rc.d/init.d/vsftpd —vsftpdを 開始、停止、及び再ロードする為に/sbin/service コマンドで使用 される初期化スクリプト (initscript) です。このスクリプトの使用法についての詳細情報は 項15.4を参照して下さい。
/etc/pam.d/vsftpd — vsftpd用の PAM(Pluggable Authentication Modules)の設定ファイルです。このファイルはユーザーが FTP サーバーにログインする為に達成すべき要件を定義します。PAM に関する詳細情報は章16章を参照して下さい。
/etc/vsftpd/vsftpd.conf — vsftpd用の 設定ファイルです。このファイルに含まれる重要なオプションリストについては 項15.5を参照して下さい。
/etc/vsftpd.ftpusers — vsftpdへのログを許可されていないユーザーの一覧です。デフォルトで、この一覧は、 root, bin,及びdaemonユーザーとその他を含んでいます。
/etc/vsftpd.user_list — /etc/vsftpd/ vsftpd.confの中でuserlist_denyが YES (default)か又は NOにセットされているかによってリストされたユーザーへアクセスを拒否したり、認可したりする設定にできるファイルです。もし、/etc/vsftpd.user_listがユーザーへアクセスを許可するのに使用される場合、リストしてあるユーザー名は/etc/vsftpd.ftpusersにあってはいけません。
/var/ftp/ディレクトリ — vsftpdでサービスされるファイルを含むディレクトリです。これはまた、匿名ユーザーの為の/var/ftp/pub/ディレクトリも含んでいます。これらの両方のディレクトリは全てに読み取り可能ですが、書き込みは root ユーザーのみ可能となります。