GRUB は異なるレベルの機能を持つ 3種類のインターフェイスを備えています。各インターフェイスによって、Linuxカーネル又は他のオペレーティングシステムを起動することができます。
各インターフェイスは以下のようになります:
![]() | 注記 |
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以下の GRUB インターフェイスは、GRUB メニューバイパス画面の 3秒間内にいずれかのキーを押す事でのみアクセスできるものです。 |
これは GRUB がインストールプログラムによって設定される時に表示されるデフォルトのインターフェイスです。オペレーションシステムまたは事前設定されたカーネルのメニューは名前順の一覧として表示されます。デフォルト設定以外のオプションを選択するには、矢印キーでそのオプションを選択して
このインターフェイスの設定については 項2.7を参照ください。
メニューエントリーエディタにアクセスするには、ブートローダーメニューで
全ての変更が終ると、
![]() | ヒント |
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GRUB メニューのエントリエディタを使用したランレベルの変更に関する情報は 項2.8を参照して下さい。 |
コマンド行は最も基本的な GRUB インターフェイスですが、制御のほとんどを行なえるインターフェイスでもあります。コマンド行では、関連する GRUB コマンドを入力して
一般的なコマンドの一覧は項2.6をご覧ください。
GRUB が第2ステージのブートローダーをロードすると、GRUB はまず設定ファイルを探します。見つかると、メニューインターフェイスバイパス画面が表示されます。あるキーを3秒以内に押すと、GRUB はメニューリストを作成してメニューインターフェイスを表示します。キーが押されないと GRUB メニューのデフォルトカーネルエントリが使用されます。
設定ファイルが見つからない場合や読み込めない場合は、GRUBはコマンド行インターフェイスをロードし、OSのブートの完了に必要なコマンドを入力できるようにします。
設定ファイルが無効の場合は、エラーが出力されて入力が促されます。これによりユーザーは問題の発生個所を正確に知ることができます。どれかキーを押すとメニューインターフェイスに戻り、GRUBによって報告されたエラーに基づいてメニューオプションを編集して問題を修復できます。修復が失敗すると、GRUB はエラーを報告して、メニューインターフェイスに戻ります。