Samba はオープンソースのサーバメッセージブロックプロトコル (SMB) の実装です。Microsoft Windows®、Linux、UNIX、その他オペレーティングシステムをネットワーク化して、Windows ベースのファイルやプリンタ共有へのアクセスを実現します。Samba で SMB を使用することにより Windows クライアントに対しては Windows サーバとして表示させることができます。
Samba の 3 番目のメジャーリリースとなる バージョン 3.0.0 は 旧バージョンから数多くの改良が導入されました。
LDAP と Kerberos による Active Directory ドメインへの参加機能
国際化のためのビルトインユニコードサポート
ローカルレジストリにハッキングすることなく Samba サーバへの Microsoft Windows XP Professional クライアント接続のサポート
Samba.org チームによって新しいドキュメントが 2 つ開発されています。400 ページに及ぶリファレンス関連のマニュアルと 300 ページに及ぶインプルメンテーション及び統合関連のマニュアルです。発行されているドキュメントのタイトルについては項14.9.3を参照してください。
Samba はパワフルで用途の広いサーバアプリケーションです。経験豊富なシステム管理者であってもその機能や限界を学んでからインストール及び設定は行ってください。
Samba で行えること:
Linux、UNIX、Windows のクライアントへのディレクトリツリーとプリンタの提供
ネットワークブラウジング支援 (NetBIOS ありまたはなし)
Windows ドメインログインの認証
Windows インターネットネームサービス (WINS) ネームサーバ解決の提供
Windows NT® 系プライマリドメインコントローラ (PDC) として動作
Samba ベース PDC の バックアップドメインコントローラ (BDC) として動作
Active Directory ドメインメンバーサーバとして動作
Windows NT/2000/2003 PDC に参加
Samba で行えないこと:
Windows PDC の BDC として動作 (また、その逆)
Active Directory ドメインコントローラとして動作