研究開発プロジェクト 開発リクエスト(2011年度)

以下に示されているのは,2011年度研究開発プロジェクトにおいて,企業および教員から提示された開発リクエストの概要である.開発を受託するにあたっては,委託元教員と連絡を取り,開発要件等についてよく打合せを行うこと.

開発リクエスト一覧

※メールアドレス末尾の ".tsukuba.ac.jp" は省略してある.

※開発リクエストには,エンタープライズ系,組込み系は区別していない.ハードウェア寄り,携帯デバイス上でのアプリケーション開発などは,組込み系寄りの開発リクエストと考えて欲しい.

■カテゴリ2

開発リクエスト概要 受入人数 委託元教員・連絡先 受託チーム
■経済産業省全国中小企業団体中央会農商工連携人材支援機関主催の農商工連携における川下(高島屋等)の情報連携
※農商工連携人材支援機関 株式会社Team-COMPACT提案
※本リクエストのカテゴリは2.
農商工連携SCMサプライチェーンマネジメントにおける川下(かわしも:販売ネットワーク)にある高島屋等のIT構築支援、プロジェクト目標を定義しプロジェクトの立ち上げから完了まで支援し顧客に引き継ぐ。
発表資料(再配布禁止)
4 山戸昭三 yamatos@cs - 安西 孝仁
- 牛山 祥吾
- 國定 拓央
- 八島 亮平
- 王 岸旌

■カテゴリ3

開発リクエスト概要 受入人数 委託元教員・連絡先 受託チーム
■実Webサイト構築・運営から導くWebエンゲージメント手法の開発
※サイジニア,日本ユニシス提案
基本的には、以下のことを行う。
  • Webサイトの業界調査とビジネスモデルの調査
  • Webサイトのアクセス解析技術の調査
  • Webサイトの分析と問題発見
  • Webサイトの施策立案と予測の実施
可能ならば、上記に加えて以下のことにチャレンジする。
  • Webサイトの構築
  • Webサイトで施策の実行
  • 実行後の施策の評価
発表資料(再配布禁止)
4 川島英之 kawasima@cs -
■Hadoopを用いた大規模ログ分析システムの開発
※日立製作所提案
各種セキュリティ基準のコンプライアンスチェック,株価や交通システム利用状況などの各種分野において,大規模ログデータの利用が進んでいる.また,大規模データの処理基盤として,クラウドや大規模分散処理フレームワークHadoopが注目されている.本プロジェクトでは,Hadoopを利用した,大規模ログデータの分析処理システムの開発を行う.
発表資料(再配布禁止)
4 天笠俊之 amagasa@cs - 永田 佑輔
- 田中 節子
- 沈 雄
■非母国語話者向け日本語文書作成支援ツールの開発
※NTTデータ提案
  • 日本語入力中に用例をサジェストするソフトソフトウェアを開発
  • 可能であれば、MS-Wordや電子メールクライアントに組み込む
  • 実利用者での試行評価による効果検証と、課題抽出と改良まで実施
発表資料(再配布禁止) /[質問に対する回答
4 (未定) @cs -
■Haskellを使った既存システムをリエンジニアリングするツールの開発
※NTTデータ提案
関数型言語であるHakskellを使って、既存システムのCOBOLやPL/I、Javaの解析(パース)を実施すると共に、設計書を自動生成したり、ビジネスルール抽出やパターンマッチングによりブラックボックス化・複雑化した業務仕様を明らかにするツールを開発する。
発表資料(再配布禁止) /[質問に対する回答
4 早瀬康裕 hayase@cs - 伊藤 弘貴
- 加藤 狩夢
- 眞野 裕也
- 安 慶文
■LMSログの分析ツールの開発
※富士通提案
LMS(Learning Management System)に蓄積されたデータには、学習成果に加えそのプロセスも含まれている。システムの利用によって収集されたデータを解析し、学生・教員に役立つデータに加工することをテーマに、1)データの傾向やパターンの分析による提案仮説の作成、2)要件ヒアリングや実現方式の検討、3)スコープ定義・WBS作成などのマネジメントプロセスの実践、4)開発における品質管理、5)運用テスト実施によるフィードバック(要件に対する検証) を実施する。
発表資料(再配布禁止)
4 中沢研也 nkenya@cs -
■HTML5を活用したスマートフォン上でのソフトウェア開発
※NEC提案
スマートフォン上での「HTML5」を利用したサービスを開発し、技術的な課題と施策を研究する。 想定するサービスは、映像・音声再生と位置情報を組合せものを検討して研究を実施する
発表資料(再配布禁止)
4 金森由博 kanamori@cs - 赤間 俊亮
- 川口 一平
- 町田 賢興
- 松本 了
- 趙 坤
■オープンソフトウエアプラットフォームであるMeeGoをベースにした次世代組み込みデバイス向けユーザ体験開発への挑戦
※インテル提案
プロジェクトの基本的ゴールとしては、
  • 組み込みビジネスの現状、コミュニティ活動等の実態調査を通し、オープンソフトウエアの利点等を理解する
  • Atomリファレンスボード、MeeGoリファレンスシステム等を使用しMeeGoプラットフォームに精通するのと同時に発見された問題点、改善案等をMeeGo.comへフィードバック
  • ユニークなMeeGo アプリケーションを開発する(成果物をIntel AppUp ストアへ登録する)
可能であれば以下のことにもチャレンジする。
  • 全く新しいユーザ体験(ユーザインターフェース)立案とプロトタイプ開発
  • ユニークばデバイスへのMeeGo実装
  • 組み込み産業イベント等における成果物の展示・発表
  • Upstreamへの貢献
関連ビデオ: 発表資料(再配布禁止)
4 追川修一 shui@cs - 森本 悠矢
- 許 先華
- 劉 建宇
- 劉 宏超
■カレンダーの同期・変換のためのWebアプリケーション
iCalendar形式のローカルファイルやWebページ、CalDAVプロトコルでアクセスできるGoogle Calendarなどのカレンダーアプリケーション、その他のプロトコル(例えばサイボウズや、会議日程調整Webページなど)の間で情報を同期させるWebアプリケーションを作成する。指定した1回のみ、あるカレンダーから別のカレンダーへデータを反映させるツールの他、定期的にデータの反映を行うサービスを提供する。
4 前田敦司 maeda@cc -
■Kinectサーバおよびサンプルクライアントの構築
Microsoft Kinect センサーを用いて部屋の3D情報をリアルタイムで発信するサーバを構築する。ライブカメラのカメラがKinectセンサーになったようなものと考えると良い。WebGLの技術を用いてGoogle Chrome9などのブラウザで閲覧することができるようにするとともに、3Dリアルタイムデータを用いたアプリケーション開発を容易にするAPIも提供する。
4 高橋伸 shin@cs - 小菅 拓真
- 茂木 昂士
- 朱 明
- 劉 斌
■研究室物品管理換え支援システム
学内の研究室等で管理している様々な物品(机,コンピュータなど.消耗品扱いの耐久消費財含む)は,研究室の事情により返納(廃棄)されることがあるが,中には他の研究室で活用できるものも少なくない.学内の物品の「あげます/ください」連絡を,データベースとwebインターフェースを用いて効率化するシステム.両方の立場の職員がwebインターフェースを利用して物品情報(種別,写真,管理期限等)やニーズを登録/検索でき,相互に連絡を取り合うことを支援する.
4 亀山啓輔 Keisuke.Kameyama@cs -
■CSセミナーのスケジュール表および提出物管理システムの開発
CSセミナーのスケジュール表は、各教員の都合など、いくつかの制約を満たしながら作成する必要があります。…一年に一度のことなので担当者が Excel で格闘すればいいだけの話かもしれませんが…。また、発表者に変更があった場合、現状ではファイルを編集して PDF にしてアップロード、という作業が地味に面倒です。こういった作業が簡略化できると担当者が幸せになれると思います。
4 金森由博 kanamori@cs -
■研究開発プロジェクトの進捗管理システム
研究開発プロジェクトの進捗を管理するための wiki ベースのシステムを作ります。プロジェクトごとにページを作り、関係者で情報を共有します。他のプロジェクトの進捗も見られるようにすることで、他のチームと切磋琢磨できると思います。ただ、こういった wiki ベースのものはすでに世の中にありそうなのでそもそも作る必要があるかどうか、調べなければなりません。やるとしたら、既存の wiki のためのプラグインとして開発します。いま考えている主な機能としては、wiki としての機能以外に、当初スケジュールと実際のスケジュールのガントチャート表示、todo リスト管理 (締切つき) などです。
4 金森由博 kanamori@cs -
■研究活動支援のための参考文献管理・共有システム
研究室のメンバーがそれぞれ持っている参考文献の情報について、タイトル、概要、出展などの基本情報と、その論文に対するコメント、解説などを共有するシステムを開発する。BibTex形式での情報出力や関連する論文のリンク、キーワード検索など、研究を支援する機能を持たせる。そのうえで、情報入力の手間を極力軽減し、一覧性の高いシンプルなシステム構成を目指す。
4 三谷純 mitani@cs -
■視覚障碍者向け商品情報提供システムの開発
目が見えなくても、パッケージを開ける“前に”その中身がなんであるか音声で案内することのできるシステムを筑波大学内で構築する。
http://www.youtube.com/watch?v=WTm8jnVZH7I
現在、300 人超の視覚障碍者が毎日利活用しているパイロットシステムが静岡大学内で稼働しており、より堅牢・スケーラブルかつ利便性の高い次期システム (サーバ/クライアント) の開発を通じ、技術を社会に還元する。
補足情報
4 秡川友宏 tomohiro@cs -
■携帯電話を活用する音声応答家電の開発
洗濯機やオーブンレンジの操作メニューは複雑化しており、目の見えない人には使いこなすのが困難である。とはいえ音声応答機能を家電にあまねく持たせることは、コストの壁から困難が伴う。そこで、らくらくホンなどの音声つき携帯電話と連携させることで音声応答での操作が可能となる家電を実際に製作し稼働させる。サービステンプレート提供用のサーバ,携帯電話用ソフト,家電に埋設するマイコンボードのファームが開発対象である。
補足情報
4 秡川友宏 tomohiro@cs - 持田 辰弥
- 徐 偉
- 章 程
- 劉 俊鵬
■識別子の命名・変更を支援する Eclipseプラグインの開発
ソースコード中の識別子はプログラム理解に重要な役割を果たすため,不適切な命名がされた識別子があると理解の障害となってしまう.そこで,識別子の命名および変更を支援する機能を, Eclipse JDT のプラグインとして作成する.支援には,識別子の置かれている文脈や,他のソースコード,開発組織の命名規則,専門用語辞書などを活用する.統合開発環境 Eclipse JDT のプラグインとして作成することで, Eclipse を使用しているソフトウェア開発者であれば,支援機能を容易に使用することができる.
4 早瀬康裕 hayase@cs -
■組織構成員情報ツール
Web上で組織員の追加削除ができるもの。組織の情報(名称など)や組織員など、組織の情報編集権限は組織のリーダーがもつ。組織員の情報(電話番号、メールアドレスなど)の編集権を組織員自身に委譲できること。また組織は階層構造とし、組織内に下位組織を自由に作成できること。このとき、下位の組織のリーダに、当該組織の一部の編集権限を委譲できること(再帰的に権限委譲ができること。権限委譲される編集項目は選択できること)。必要に応じて委譲した編集の権限を用いて作業が行われたときに委譲元にその情報が電子メールなどで報告されること。
4 佐藤聡 akira@cc -
■SNSからの意図しない個人情報漏えい検出システム(学生提案)
 近年SNSを利用するユーザが増えています(Twitter:1億人・Facebook:5億人)その中で,利用者によっては特定のワードを使ったコメント等が多くなり,そこから本人が意図していない個人情報および属性などが不特定多数の人に知られてしまう危険性があります.
 SNSユーザの発信したコメント等から,他人に自分の情報が特定され,万が一悪用されることを防止するという観点でシステム開発を行います.私たちの作成するシステムに,SNSの? カウントを登録してもらいコメント等を解析します.ユーザには,コメント等からどのような属性や個人情報が特定できてしまうかを通知します.これによりユーザには,コメント等を削除するなどの機会を提供することになります.
4 佐久間淳 jun@cs - Joao Felipe Santiago dos Santos Orui
- 田中 智章
- 長野 俊輔
- 孫 尚君