RDFデータベースのインストール・データ登録
ねらい
自作RDFデータを使ったアプリケーションのため,RDFデータベース(Fuseki)をインストールして,データを登録する.
参考文献
手順
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RDFデータベースApache Jena Fusekiのダウンロード: https://jena.apache.org/download/ にアクセスし,Apache Jena Fuseki のセクションから,
apache-jena-fuseki-3.xx.y.tar.gz
または,
apache-jena-fuseki-3.xx.y.zip
をダウンロード. 2. パッケージの展開:適当なディレクトリにパッケージを展開する.例えば,$HOME/sfw 以下に展開する場合,
tar.gz の場合:
% mkdir ~/sfw
% mv apache-jena-fuseki-3.xx.y.tar.gz ~/sfw
% cd ~/sfw
% tar zxvf apache-jena-fuseki-3.xx.y.tar.gz
ZIP の場合:
% mkdir ~/sfw
% mv apache-jena-fuseki-3.xx.y.zip ~/sfw
% cd ~/sfw
% unzip apache-jena-fuseki-3.xx.y.zip
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Fuseki の起動
% cd apache-jena-fuseki-3.xx.y % ./fuseki-server &
メッセージが表示され,サーバが起動する.起動したサーバにはWebブラウザでアクセスできる.URLは以下の通り:
http://localhost:3030
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データセットの作成・データの登録・検索:データの登録は以下の手順で行なう:
- データセットの作成:RDFデータを登録するデータセットを作成する.(データセット名は,SPARQLエンドポイントのアクセスURIに関係してくるので,短く分かり易い名前が良い.)「manage datasets」→「add new dataset」を選択する.「Dataset name」に希望するデータセット名を指定し,「Dataset type」は「Persistent」を選択する.「create dataset」ボタンを押すとデータセットが作成される.
- RDFデータのアップロード:作成したデータセットに該当する行に「upload data」ボタンが現れるので,これを押して,アップロードしたいデータを選択して「upload all」ボタンを押すと,データがアップロードされる.(「Destination graph name」は空のままで構わない.)
- SPARQL問合せの実行:「query」タブを選択して,テキストボックスに適当なSPARQLを入力して実行ボタン(右側の三角形ボタン)を押すと,結果が表示される.
- HTTPを使った問合せ処理:コマンドラインを使って,HTTP経由のSPARQL処理が確認できる.
% bin/s-query --service http://localhost:3030/test/query 'SELECT * {?s ?p ?o}'
ここで test
はデータセット名,query以下のSPARQL問合せには任意の問合せを書くことができる.