WebNR/SD異種情報源統合利用環境の研究

WWWに対する問合せ処理機構の設計と開発

加藤 数則 (筑波大学 工学研究科)
森嶋 厚行 (筑波大学 工学研究科)
北川 博之 (筑波大学 電子・情報工学系)

情報処理学会 第56回全国大会, 1998年3月

概要

近年, コンピュータネットワークの発展に伴い, 異種情報源の利用が容易になり, それらの統合利用が重要な課題となっている. 我々は, WWW, RDB, 構造化文書リポジトリを対象とした統合データモデルであるWebNR/SDモデルを開発している. WebNR/SDは, WWWのナビゲーションやWWWページ群の操作などを実現する. 本稿では, WebNR/SD統合利用環境においてWWWデータを扱うWebラッパーのアーキテクチャについて述べる. Webラッパーの問合せ処理においては, WWW中のデータを参照する必要があるが, 全てのWWWデータの処理をWebラッパーで行なうと, WWWページの転送コストは一般に膨大なものとなる. この転送コストを削減し問合せ処理の効率化を図るために、本アーキテクチャでは分散オブジェクトを用いた問合せ処理を行なう.


意見・要望がありましたら、
kazu@kde.is.tsukuba.ac.jp
までお願いします。

[BACK]1998年のリストへ戻る
[BACK]全体のリストへ戻る