構造化文書とデータベースの統合利用方式の研究

--文書構造の多様性に対応するためのエレメント・フォーカシング機能--

根本 剛 (筑波大学 理工学研究科)
森嶋 厚行 (筑波大学 工学研究科)
北川 博之 (筑波大学 電子・情報工学系)

情報処理学会 第55回全国大会, 1997年9月


概要

近年, コンピュータネットワークの発達に伴い, 異種情報資源の統 合利用が重要になっている. 特に, 構造化文書がWWW, 電子出版 等で利用が拡大されるに従い, 構造化文書とデータベースの統合利 用の必要性が高まっている. 我々は, 構造化文書とリレーショナル データベースを対象とした異種情報資源の統合利用環境の研究開発 を行なっている. 本統合利用環境の統合データモデルであるNR/ SD+では, 構造化文書データ, 入れ子型リレーション構造データ を動的に変換し, 統一的なデータ操作が可能である. 本稿では, N R/SD+に基づく統合利用環境において, ユーザの興味に応じて 文書の一部を隠蔽し, ユーザの文書構造の把握と問合せの作成を支 援する枠組として, 構造化文書のテキスト要素に対するフォーカシ ング機能について述べる.


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