16.2. PAM設定ファイル
/etc/pam.d/ディレクトリには、PAM認識アプリケーションのための、PAM設定ファイルがあります。PAMの初期のバージョンでは、/etc/pam.confファイルが使用されていました。しかし、このファイルは あまり使用されなくなってきており、現在は/etc/pam.d/ ディレクトリが存在しない場合に限って使用されます。
16.2.1. PAM サービスファイル
各PAM認識プログラム、または「サービス」は/etc/pam.d/ディレクトリ配下にファイルを持ちます。 このディレクトリ配下のこれら各ファイルは、 その制御するアクセスに応じてサービスの名前がついています。
サービス名の定義と、PAM設定ファイルを/etc/pam.d/ディレクトリにインストールすることは PAM認識プログラムに依存します。例えば、loginプログラムは、そのサービス名をログインと定義して、 /etc/pam.d/login PAM設定ファイルをインストールします。