18.6. ip6tables と IPv6

iptables-ipv6 パッケージをインストールする場合、Red Hat Enterprise Linux 稼動環境下では、ネットフィルタが次世代 IPv6 インターネットプロトコールをフィルタすることができます。IPv6 ネットフィルタを処理するために使用されるコマンドが ip6tables です。まだサポートされていない nat テーブル以外、このコマンドのディレクティブのほとんどは、iptables に使用されるディレクティブと同じです。

ip6tables 用に保存した規則は /etc/sysconfig/ip6tables ファイルに格納されます。ip6tables 初期化スクリプトで保存された古い規則は /etc/sysconfig/ip6tables.save ファイルに格納されます。

ip6tablesの initscript 用設定ファイルは /etc/sysconfig/ip6tables-config で、各ディレクティブ名は若干異なります。例えば、iptables-config ディレクティブの IPTABLES_MODULES は、ip6tables-config 内で IP6TABLES_MODULES になります。